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天蓋より-箕面森町動物病院のブログ

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2015年10月 9日 (金)

ちょっと寂しい

外耳炎で定期的に来院されていたワンちゃんが亡くなられて、こちらもちょっと寂しく、思い出されます。

よく、子犬を連れて来られる飼い主さんにお話しするのですが、

「ご家庭のルールは、ご家族とその仔で、今から造っていって下さい

子供をスポック博士の書いたとおりに育てることがないように

保健所で体重何グラムオーバーと怒られても、その場ですみませんと謝るだけなように

ワンちゃん猫ちゃんも、育児書は参考程度に数冊まとめて借りて読んで下さい。」

臨床の現場は例外だらけ、何がいいかなんて云えません

そのワンちゃんは、飼い主を噛む仔でした。

拙も何回か噛まれています。

ただ、足首をきつく噛まれたのは、中庭で相手をしていた時に、排泄したうんちを取ろうとしたとき

意識をワンちゃんから完全にうんちに向けていた時でした。

ごめんごめんとそちらに気持ちを戻すと、ちゃんと云うことを聞いてくれます。

いやな治療をした後にも、お約束と云って、おやつをあげると、喜んでお座りします。

頭もよくコミュニケーションもしっかりできる仔ですから

噛むこと、吠えかかることが、その仔にとっての大切な感情表現

ご家族の中の彼の立ち位置も、噛むことも含めての家族の絆になっていて、

噛まれたというお母さんの顔にも恐怖がないので

成書は、これをきつく戒め、エスカレートしないよう罰をしっかり与えることと書いていますが

改める必要を特に感じません。

可愛いね、かしこいね、というと

わかったかという顔で帰って行きました。

あの声を聞けないのが、ちょっと寂しく思います

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