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天蓋より-箕面森町動物病院のブログ

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2015年10月

2015年10月10日 (土)

問題行動かどうかはケースバイケース

先の文章にからめて

噛むという行為が、

相手に恐怖を与えて自分が優位に立とうとする場合

普段はいいこで、いやなことをしようとすると噛むんですという言葉はよく聞きます

恐怖が強すぎて、我を忘れる場合

診察室の中を飛び回って威嚇したり噛んだり、失禁したり

は問題行動だと思います。

無視をする

何日も麻酔をかけてふらふらにして押さえつける

何度か半殺しに近い暴行を与える

ことも否定しません。ケースバケースで必要なことをすればいいことです。

ただ、

先のケースや

治療して帰ったあとは必ず怒る腎不全の猫ちゃん

これは飼い主さんが勘違いしないように、自分は注射が嫌いだと意思を毎回アピールしているだけでしょう

初診時、暴れるので院長はじめ3人がかりで治療したという猫ちゃん

顔が大きく硬くなるくらい頻繁に喧嘩の度に、

飼い主さんには怒るので内服不可能ということで、数日注射に通院しました

翌日拙が担当してからは、毎回

一度顔をみてから、お前かという顔で、いつも注射や傷の洗浄を素直にさせてくれました

など、コミュニケーションがきちんととれる場合は

問題行動とはいいいきれないように思います

2015年10月 9日 (金)

ちょっと寂しい

外耳炎で定期的に来院されていたワンちゃんが亡くなられて、こちらもちょっと寂しく、思い出されます。

よく、子犬を連れて来られる飼い主さんにお話しするのですが、

「ご家庭のルールは、ご家族とその仔で、今から造っていって下さい

子供をスポック博士の書いたとおりに育てることがないように

保健所で体重何グラムオーバーと怒られても、その場ですみませんと謝るだけなように

ワンちゃん猫ちゃんも、育児書は参考程度に数冊まとめて借りて読んで下さい。」

臨床の現場は例外だらけ、何がいいかなんて云えません

そのワンちゃんは、飼い主を噛む仔でした。

拙も何回か噛まれています。

ただ、足首をきつく噛まれたのは、中庭で相手をしていた時に、排泄したうんちを取ろうとしたとき

意識をワンちゃんから完全にうんちに向けていた時でした。

ごめんごめんとそちらに気持ちを戻すと、ちゃんと云うことを聞いてくれます。

いやな治療をした後にも、お約束と云って、おやつをあげると、喜んでお座りします。

頭もよくコミュニケーションもしっかりできる仔ですから

噛むこと、吠えかかることが、その仔にとっての大切な感情表現

ご家族の中の彼の立ち位置も、噛むことも含めての家族の絆になっていて、

噛まれたというお母さんの顔にも恐怖がないので

成書は、これをきつく戒め、エスカレートしないよう罰をしっかり与えることと書いていますが

改める必要を特に感じません。

可愛いね、かしこいね、というと

わかったかという顔で帰って行きました。

あの声を聞けないのが、ちょっと寂しく思います

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